2015年10月7日から10日まで、千葉市の幕張メッセで「ジャパン・バーチャル・ロボティクス・チャレンジ（Japan Virtual Robotics Challenge：JVRC）」が開催され、弊社の松坂要佐が率いるチームMIDが総合優勝とJVRC賞をダブル受賞しました。 JVRCは新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）主催の災害対応ロボットのコンピュータシミュレーションによる競技会で、2015年6月に米国防高等研究計画局(DARPA)が開催した災害対応競技会(DRC)の日本版でもあります。
今回、参加者に課されたのは、老朽化したトンネルの点検作業やトンネル事故対応を模擬した各種タスクで、チームMIDは下半身がキャタピラ型で上半身が人型ロボットに構成したロボットで参戦しました。
災害対応ロボットの現実的な運用場面を考えれば、災害が起こってから数時間で現場へ駆けつけ、その現場がどのような状況でも操作できるようにしなければなりません。チームMIDでは、あえて特定のタスクを想定しない汎用の制御アルゴリズムと制御インターフェースを作成し各種タスクに挑みその有効性を証明しました。またMIDでは、競技に参加するとともに開発した制御プログラムのソースコードを公開することで、次世代を担う学生プログラマーの養成を支援していく予定です。ソースコードやプログラムの解説はこちらのサイトにて行います。
